コラム

ネットワークとか人付き合いとかTCPとかUDPとか

ネットワーク(以下NW)についてはトラブルが多いですね。

『インターネットがつながらない』
『ヤフーが見られない』
『メールが送れない』

『少し詳しい人』ならこんな問い合わせを、『少し高齢になった親』とか、『PC使い始めたばかりの恋人』とかに言われたことって多いです。いってみれば『あるあるネタ』とか『鉄板ネタ』って言われるものですね。とはいえ、多分『少し詳しい人』の大半は丁寧に対応しながら、心の中では『いったい何を言っているの?』という気持ちになっていると思います。それはそうです、なぜならこれは質問になっていないからです。

『そのつながらないインターネットって何ですか?』
『どのようにYahoo!を見ようとしているんですか?』
『送れないっていうのはどういうエラーが出て送れないんですか?』

まあ、順当に対応するならこんな質問を返すことが必要になってしまいます。
NW理解について『OSI7階層』なんて考え方もありますが、全く知らない人からすれば『ありのままわかること』がこういうことだというちょっとした実例です。

こんなやり取りを私はついNW的に考えます。
NWにおける一方通行の通信をUDP(User Datagram Protocol)通信、双方向の通信をTCP(Transmission Control Protocol)通信なんて言いますが、それを人のタイプで表現するとこんな感じです。

〇UDP通信
・送信するのみで相手が受け取ったかを確認せず次のデータを送る通信方法。
・速度は速いが届いたかどうかを確認していないためデータの信頼性が低い。
→返事を聞かず一方的に命令だけする人。仕事は速いが抜けや欠けがある可能性がある。

〇TCP通信
・送信したデータを受け取ったか確認してから次のデータを送る通信方法。
・返答を受けてから次の送信をするため速度は遅くなるが、データを信頼性が高い。
→一つ一つを確認してから次の仕事をする人。仕事は遅いが確実な仕事をする。

人間で例えるとUDPはよくない通信のように見えますが、仕事が終わるまでの速さはTCPより上です。通信に速さを求めるか、確実さを求めるか、必要と状況によって合わせているというと、それぞれにメリットがあることがわかると思います。
質問する人はUDPになりやすく、回答する人はTCPになりやすい、そうやって考えるとデジタルの世界が意外と現実の世界とリンクしているようでちょっと楽しく思えます。

そしてそうやって楽しく思えることがスタートなんです。
楽しくなってきたら少しやる気が出ます。相手がUDPで話してきても自分はTCPで返す、そんな風に考えて今日も私は遠方の親の電話相談に対応しています。
ちょっとした現実逃避を兼ねたPC用語コラムでした。

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