コラム

問題点の洗い出し思考法

仕事をしていると色々と問題点が現れます。

冷静だとなんてことない話であっても、あわてている時にはそんな問題がまるでとてつもない問題のように襲い掛かってきます。

だから冷静になろうと考えるんですけど、冷静なときと慌てているとき、何が違うからこんなに同じ問題が大きくなってしまうのでしょうか。

当たり前のことを飛ばしてしまう、それが慌てているときに陥ってしまう思考なのではないでしょうか。

 

よく弊社の研修では『目玉焼きの理屈』なんて説明するんですが、「『いい感じの目玉焼きを焼いてほしい』というオーダーに対して最初に2つのことが必要である、それは何か」というクイズなんです。

 

 

回答は「いい感じの『基準』」と『現状把握』です。

どんな目玉焼きが『いい感じ』なのか、その基準がなければどんな目玉焼きが正解かわかりません。

現状道具や材料があるのか、もしくはすでにいい感じの目玉焼きはできていて提供するだけなのにまた焼き始めるのか、『現状』を見なければ最適な動き出しはできません。もしも焼き始めているとしても火加減だけ見ていて玉子の焼け方という『現状』を見なければ最適な火力を判定できません。

 

慌てると往々にして『とりあえず始める』という行動をしてしまい、基準もわからず現状もわからずスタート地点もどちらに向かっていいかもわからず、やったつもりになって迷走する、それが慌てているという状況だと思います。

『問題点』とは『現状』が『基準』と乖離しているときに発生します。基準と現状が同一ならば問題は起きないので。

 

 

冷静になると気づけるんですけどね、焦ってしまうとそれを忘れて問題点が発生してしまいますね。

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